2022年12月28日から全国高校サッカー選手権大会が始まります。
京都府代表の東山高校は、日本代表の鎌田大地選手の出身高校として注目を集めています。
鎌田大地選手を育てた東山高校の監督が誰なのか、
本を出版しているという情報があったので調べていきます。
東山高校サッカー部の監督は福重良一監督
全国高校サッカー選手権大会に、京都府代表として2年連続5回目の出場を決めた東山高校の監督を紹介します。

氏名 | 福重良一 |
生年月日 | 1971年1月30日 |
高校 | 和歌山工業高校 |
大学 | 大阪体育大学 |
所属チーム | 1993年 – 1996年 京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.) 1997年 – 1998年 大塚製薬(現徳島ヴォルティス) |
指導歴 | 引退後から初芝橋本高校のサッカー部 大阪体育大学サッカー部 2006年から東山高校サッカー部監督就任 |
福重良一監督は、元Jリーガーでした。
日本代表の鎌田大地選手の父親と同じ大学で、サッカー部の後輩ということです。
Jリーグは、1991年に設立され、11月1日に開幕しました。
福重良一監督が入団した1993年の京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は、Jリーグにまだ加盟していませんでした。

Jリーグが始まった時は大いに盛り上がっていたニャー!!
東山高校のサッカー部の監督の福重良一監督のサッカー歴
福重良一監督は、大阪体育大学を卒業後、京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)に入団しました。
福重良一監督が入団した1993年は、Jリーグがすでに開幕していましたが、所属していた京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は、Jリーグに加盟していなかったことが分かりました。
京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は1996年にJリーグに加盟したのでした。
Jリーグに入会するための順位要件は、「JFLシーズンにおける最終順位が 4 位以内で あり、かつ、JFLに属するJリーグ百年構想クラブのうち、上位 2 クラブに入っている こと」です。
公益社団法人 日本プロサッカーリーグより
福重良一監督が所属していた京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は、1995年にジャパンフットボールクラブで2位の成績を収めたのです。
そして翌年の1996年に、Jリーグに加盟へと至りました。
このJリーグ加盟を目指して、福重良一監督は京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)で活躍していたのです。
1997年からは、大塚製薬(現徳島ヴォルティス)に所属することになりました。
大塚製薬(現徳島ヴォルティス)へ入団したときに、大塚製薬(現徳島ヴォルティス)もまた、Jリーグへ加盟はしていませんでした。
大塚製薬(現徳島ヴォルティス)には、1997年に移籍し、1998年には引退しています。
大学卒業後、6年間サッカー選手として活動していました。所属チームがJリーグに加盟していないチームばかりだったので、決して、順風満帆なサッカー選手人生とは言えなかったのではないでしょうか。
東山高校のサッカー部の監督の福重良一監督の指導歴
大塚製薬(現徳島ヴォルティス)の引退後、指導者の道へ進むことになりました。
初芝橋本高校、大阪体育大学を経て、2006年から東山高校のサッカー部の監督に就任。
東山高校のサッカー部の監督として16年目を迎え、
全国高校サッカー選手権大会でも注目を集める出場校の1つとなったのです。
2022年に、東山高校は、2年連続5回目の出場を果たしています。
また、出場3回目の2018年のときは、
全国高校サッカー選手権大会で、東山高校は4位に入賞。
京都橘高校という強豪校を破り、京都代表となった東山高校は、前評価の高い出場校として、注目されています。
東山高校のサッカー部の監督の福重良一監督の指導実績
1999年 初芝橋本高校(コーチ):第77回全国 高等学校サッカー選手権大会・初出場
2000年 初芝橋本高校(コーチ):第78回全国高等学校サッカー選手権大会・3回戦進出
2001年 初芝橋本高校(コーチ):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・2回戦進出
2003年 初芝橋本高校(監督):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・出場
2004年 初芝橋本高校(監督):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・準々決勝進出
2012年 東山高校(監督):全国高等学校総合体育大会・初出場
2018年 東山高校(監督):全国高等学校総合体育大会・4位
京都府高校サッカー新人大会・優勝、第97回全国高等学校サッカー選手権大会・出場(京都三冠)
東山高校は2018年のときに、全国4位の実績を残しました。今大会も期待してしまいます。
東山高校サッカー部の監督は福重良一監督の指導力が話題
東山高校のサッカー部監督として活動し16年。
この間に、東山高校からはプロ選手を輩出し、日本代表になる選手もいます。また、Jリーグの監督として活躍しているOBがいることが分かりました。

プロサッカー選手になってる選手がたくさんいるんだニャ―!!
東山高校サッカー部出身のOB
東山高校のサッカー部出身のプロ選手は、現役選手も含め24名を輩出しています。
主な選手は、
金 明輝さん(サガン鳥栖監督)
辻尾 真二さん(ツエーゲン金沢クラブアンバサダー)
酒本 憲幸選手(鹿児島ユナイテッドFC)
森 俊介選手(アルビレックス新潟)
岡 佳樹選手(AC長野パルセイロ)
鎌田 大地選手(アイントラハト・フランクフルト)
池田 昌生選手(福島ユナイテッドFC)
大久保 優選手(ガイナーレ鳥取)
日本代表として、2022年11月のワールドカップカタール大会に出場した鎌田大地選手は、現在海外のチームで大活躍しています。世界のトップ選手に成長した鎌田大地選手を育てた福重良一監督の指導力はどんな手法だったのか気になります。
調べてみると、福重良一監督は、『魔法の指導力』という本を出版していることがわかりました。
その本の中には、日本代表の鎌田大地選手との関わりも掲載してありました。
東山高校サッカー部の福重良一監督の『魔法の指導力』出版本
多くの選手が、さらに上を目指して、向上していく選手に育て上げる福重良一監督の『魔法の指導力』の本を紹介します。

才能を見抜く「力」
「輝かしい功績を持つ彼らは自ら成長したのだ」と話すが、そこには福重氏の促す力があった。世界で5本の指に入るドイツのプロサッカーリーグで活躍する鎌田大地選手、サガン鳥栖監督の金明輝氏、アルビレックス新潟の森俊介選手らを可能性のある世界へと繋げたその技術とは。福重氏の目で見て、感じたものが本書に記されている。(Amazon Kindleより引用)
『才能を見抜く力』について、鎌田大地選手のプレーを初めてみたときの福重良一監督の言葉に、鎌田大地選手の父親は安心して送り出すことができると感じたという話がありました。
怪物が成長する姿
アイントラハト・フランクフルト所属の鎌田大地選手。ヨーロッパサッカー界で、名を売り始めた若手選手。福重氏は当時中学3年生だった彼の才能に気が付いていた。しかし、世界で堂々と活躍するその怪物が成功ばかりしてきたかというと、そうではない。福重氏はプロを目指していた彼に必要な課題を見つけ成長を促していた。どんな言葉、どんな指導で変化をもたらしたのか。そして、成長に携わったからこそ見えた数々のドラマ、プロで活躍できる選手が持っている「力」とはなんだったのか。(Amazon Kindleより引用)
いまでこそ、海外のチームで活躍する鎌田大地選手ですが、小学校・中学校と悔し涙を流すことが多々あったと鎌田大地選手の父親もインタビューで話していました。
福重良一監督自身もサッカー選手として歩んできた経験から選手への言葉かけを選ぶことができたのかもしれません。
指導者の責任
ドイツで活躍する鎌田大地選手、サガン鳥栖監督の金明輝氏、アルビレックス新潟の森俊介選手。輝かしい実績を持つ彼らのような選手、指導者の成長に携わってきた福重氏。20年間歩んだ指導者人生で得た大切なものとは一体何か。そして、指導者に課せられた「責任」とは。時が進み、流行も常識も変わるなか軸をもって指導することが大切だという。プロサッカー選手の育成に携わった福重氏の経験、考え方を知ることで「プロ」に必要なものが見えてくるだろう。サッカーだけでなく全ての「プロ」を目指す方、指導者、教育者には是非一読いただきたい。
(Amazon Kindleより引用)
『時が進み、流行も常識も変わるなか軸をもって指導することが大切だという。』この言葉こそが今の新しい世代を動かすキーポイントなのではないかという印象を受けました。
これまでの根性論が通用しない時代になりつつあるからこそ、福重良一監督の指導力に注目が集まっているのだろうと感じます。
まとめ
福重良一監督は、大阪体育大学卒業後、6年間サッカー選手として活動しました。
その後、指導者という立場でサッカーに携わり、東山高校を全国高校サッカー選手権大会4位に導いています。
また、プロ選手を輩出する東山高校の福重良一監督の指導力に注目が集まっています。
調べてみると、『魔法の指導力』という本が出版されていることがわかりました。
とても興味深い内容がつまっているので、サッカーだけに関わる話ではないのではという印象を受けました。
2022年12月29日に、石川県代表星稜高校と初戦を迎えます。
東山高校の試合が楽しみです。