2022年12月28日から第101回全国高校サッカー選手権大会が開催します。
2年連続5回目の出場を決めた京都府代表の東山高校が注目を集めています。
11月に開催されたW杯カタール大会に日本代表として出場していた鎌田大地選手の母校としても話題になりました。
現在の東山高校サッカー部には、日本代表候補選手がいるので、注目選手を調べていきます。
東山高校サッカー部メンバーの注目選手は?
2022年の東山高校サッカー部メンバーの中には、日本代表候補に選出された選手がいました。高いレベルの環境の中で経験を積んだ選手の活躍が期待されています。
東山高校①坂田澪哉(さかた れいや)選手

氏名 | 坂田 澪哉(さかた れいや) |
出身地 | 京都府 |
身長 | 170cm |
ポジション | MF |
背番号 | 10 |
経歴 | 桂坂サッカークラブJr.→ 宇治FCジュニアユース |
2023年4月から、セレッソ大阪への入団が決まっている坂田澪哉選手。
U-18日本代表候補として選出されている選手です。
抜群のスピードを生かしたストライカーとして自ら得点を狙っていくタイプの選手。
日本代表の前田大然選手や浅野選手、堂安選手のようなアグレッシブなプレーに期待したいです。
東山高校②仲里勇真(なかざと ゆうま)選手

氏名 | 仲里勇馬 |
生年月日 | 2004年10月31日 |
身長 | 168cm |
ポジション | DF |
背番号 | 6 |
経歴 | 多田少年サッカークラブ→セレッソ大阪西U-15 |
2020年1年生のときに、U-16日本代表候補に選出された選手です。
U-16日本代表候補に選出され、自分自身のさらなる成長が必要と分析し、肉体強化に力をいれてきたそといいます。大舞台でも活躍できるサイドプレーヤーに成長し、見事2年連続全国高校サッカー出場権獲得に貢献しました。
関西の強豪大学を経てプロ入りを目指す選手です。
東山高校③新谷陸斗(しんたに りくと)選手

氏名 | 新谷 陸斗 |
生年月日 | 2004年8月20日 |
身長 | 174cm |
ポジション | DF |
背番号 | 4 |
経歴 | セレッソ大阪U-15 |
東山高校の主将を務める選手です。今大会の開会式で選手宣誓を担当します。
2021年、2022年と2年連続、U-17日本高校選抜に選出。
2021年度の全国高校サッカー選手権大会において優秀選手に選ばれ、今大会も注目を集めている選手です。
状況判断の能力に優れ、ビルドアップの起点となる選手として期待されています。
東山高校サッカー部の実績
東山高校は、サッカーの名門校として全国高校サッカー選手権大会の出場の常連校というわけではありませんでした。
京都橘高校という強豪校が京都府代表として有名です。この京都橘高校に勝利し、全国に進んできた東山高校の実績はまだ浅いものかもしれません。
▽全国高校選手権出場4回
8強(21年度)
▽全国高校総体出場3回
4強(18年)
■21年度全国選手権
2回戦 2-0 市立長野高
3回戦 3-0 長崎総合科学大附高
準々決勝 1-2 青森山田高
■18年度全国選手権
2回戦 2-2(PK4-5)丸岡高
東山高校は部員数100名を超え、大所帯のサッカー部と成長しました。今では、プロサッカー選手を輩出するまでの実績校として有名な高校に成長しました。
東山高校サッカー部出身メンバー
東山高校のサッカー部出身のプロ選手は、現役選手も含め24名を輩出しています。
代表的な選手は、
金 明輝さん(サガン鳥栖監督)
辻尾 真二さん(ツエーゲン金沢クラブアンバサダー)
酒本 憲幸選手(鹿児島ユナイテッドFC)
森 俊介選手(アルビレックス新潟)
岡 佳樹選手(AC長野パルセイロ)
鎌田 大地選手(アイントラハト・フランクフルト)
池田 昌生選手(福島ユナイテッドFC)
大久保 優選手(ガイナーレ鳥取)
国内・外で活躍するプロサッカー選手を輩出する東山高校の監督は一体どんな人物なのでしょうか。
調べていきます。
東山高校サッカー部の監督・福重良一監督
東山高校のサッカー部の監督は、日本代表で、アイントラハト・フランクフルトで活躍する鎌田大地選手の父親の大学時代の後輩ということが分かりました。

氏名 | 福重 良一(ふくしげ りょういち) |
生年月日 | 1971年1月30日 |
大学 | 大阪体育大学 |
所属チーム | 1993年 – 1996年 京都紫光/京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.) 1997年 – 1998年 大塚製薬(現徳島ヴォルティス) |
指導歴 | 引退後から初芝橋本高校のサッカー部 大阪体育大学サッカー部 2006年から東山高校サッカー部監督就任 |
1998年に引退し、
その後、指導者の道へと進むことになった福重良一監督の指導歴の実績が、
素晴らしかったことがわかりました。
東山高校サッカー部の監督の指導実績
初芝橋本高校のコーチから指導者として活動を始め、その年、全国高校サッカー選手権大会に初出場をしています。
1999年 初芝橋本高校(コーチ):第77回全国高等学校サッカー選手権大会・初出場
2000年 初芝橋本高校(コーチ):第78回全国高等学校サッカー選手権大会・3回戦進出
2001年 初芝橋本高校(コーチ):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・2回戦進出
2003年 初芝橋本高校(監督):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・出場
2004年 初芝橋本高校(監督):第79回全国高等学校サッカー選手権大会・準々決勝進出
2012年 東山高校(監督):全国高等学校総合体育大会・初出場
2018年 東山高校(監督):全国高等学校総合体育大会・4位
京都府高校サッカー新人大会・優勝、第97回全国高等学校サッカー選手権大会・出場(京都三冠)
監督としても、2003年に全国高等学校サッカー選手権大会への出場を果たしていました。
東山高校の監督に就任してからは、2018年大会で全国高校サッカー選手権大会4位の成績を修めています。
指導者としては、全国に名の知られた監督であることがわかります。
2022年日本一を目指して、練習に励んできた東山高校のサッカー部の活躍に期待です。
まとめ
日本代表の鎌田大地選手の母校である東山高校サッカー部には、注目選手が多数いました。
代表的な選手として、セレッソ大阪に入団が内定している坂田澪哉選手。
1年生でU-16日本代表候補に選出された仲里勇真選手。
前回大会優秀選手に選ばれた主将の新谷陸斗選手。
それぞれがレベルの高い環境の中で経験を積んでいる選手です。
京都府代表になること自体が難しい状況を、勝ち進んできた東山高校は、前評価の高い高校として話題となっています。
現在は多くのプロ選手を輩出している東山高校の福重良一監督の実績も素晴らしいものでした。
全国高校サッカー選手権大会には、コーチ・監督という立場で過去7回出場し、2018年大会では東山高校を第4位に導いた実力派の監督です。
今大会もどのような試合展開をみせてくれるのか期待が高まります。

