社員満足度アップの取り組みとして欠かせない、理念の共有とは

(写真=A Lot Of People/Shutterstock.com)

社員満足度を高めることによって得られるメリットは、実に幅広くあります。顧客満足度や業績向上だけではなく、離職率低下による優れた人材の確保にもつながるといえるでしょう。社員満足度を高めるために欠かせない取り組みの一つが、経営者側が持つ理念(企業理念・経営理念)を社員と共有することではないでしょうか。

今回は、理念を共有することが社員満足度アップにどのような役割を果たすのかを解説します。

社員満足度向上のための取り組み

社員満足度を向上させるためには、まず社員の気持ちを理解することが重要です。社員への待遇を見直し不満を改善するだけではなく、企業に対して社員が望むことは何なのか、そして最終的に経営側と社員が同じ方向を向いて歩んでいけるようにすることが理想です。

社員満足度を向上させる主な取り組みの一つとして、ミーティングやランチタイムなどを利用して、経営者側と社員とが交流できる場・意見交換をする場を定期的に設ける社内活動があげられます。普段はなかなか経営者トップと直接会話することのない社員を複数集めて、テーマなどを決めずざっくばらんに会話を楽しむのです。社内のコミュニケーションを円滑にして本音を聞き出しながら、社員の気持ちを理解するのが大きな目的です。

また、朝礼で毎回企業理念・経営理念について触れることで、企業としてのビジョンや使命を社員全員が共有していけるようにすることを目指す企業も多いでしょう。社員全員に企業理念を浸透させる場として朝礼が使われるのは、実際に顔を合わせる場であるためということもあります。

社内メールや広報などを利用して企業理念を浸透させることも有効であるといえるでしょう。最低でも年に一度は社員全員が顔を合わせる場、何かに対して一致団結して取り組める行事を設けましょう。社員全員の良好な意思疎通・コミュニケーションのために重要なポイントだといえます。

企業理念・経営理念を共有する狙い

そもそも企業理念・経営理念とは、「何のために会社が存在しているのか」といった企業の根本的な価値観や考え方をあらわしています。多くの場合、企業理念・経営理念には経営者・創業者の企業に対する想いや信念が込められており、創業時から変わらず社内に根づいている企業もあるでしょう。

この企業理念を社内でしっかりと明確化し、すべての社員に浸透させることが社員満足度を高めるきっかけにつながります。社員が企業理念に共感・賛同することで、企業と同じ方向を向いて努力していく「全員参加型」の運営が可能となるでしょう。同じ方向=同じ目標に向かっていると感じることで、社員と経営者側との信頼感が高まると同時に、絆も深まっていきます。企業全体のモチベーションが向上していくのを全員が感じることができるでしょう。

万が一企業の存在を揺るがすようなトラブルが起こっても、創業時からの変わらぬ企業理念が社員に浸透していれば、企業に対して変わらぬ信頼を持ってトラブルを乗り越えていけるはずです。多少の減給があっても、一致団結して協力していける体制を確立していけるでしょう。

どれだけ素晴らしい企業理念があっても「壁に貼ってあるだけ」「社員に聞いても知らない人がほとんど」ということでは、企業理念が無いも同然です。企業理念を社員に明確化することで、社員・経営者双方が「会社は大切な存在」という共通の考えを持つことが重要です。

理念の共有で社員満足度の向上を

社員が企業理念をより深く理解することによって、「入社してよかった」「将来性を期待しながら頑張れる」「モチベーションが上がる」「会社のために全員でやってみよう」というポジティブ思考へとつながっていきます。

企業理念はその会社の方向性を示す重要な価値観です。今一度企業理念について社員へ認識させるとともに、企業理念がはっきりとしていない企業は、経営陣で企業理念の明確化について早急に検討する必要があるでしょう。

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