社員満足度を高めるユニークな制度

(写真=Gustavo Frazao/Shutterstock.com)

社員満足度を高めるための職場環境の改善は政府も推奨しています。仕事のやりがいや風通しの良い職場環境なども大切ですが、社員満足度を高めるための環境づくりはそれだけに留まりません。

今回は、一風変わった人事制度を取り入れている数々の企業から、社員満足度向上のために参考にしてみたい、ユニークな制度を紹介します。

社員満足度を上げるためには

まずは社員満足度向上のための基本的な施策をいくつか紹介しましょう。

評価制度
能力評価制度の導入や、スキルや成果に応じた報酬制度の策定など、客観性の高い人事考課制度は社員のモチベーション向上に効果があります。

休暇制度
産前・産後休暇や育児休暇、介護休暇など、社員の権利として法律で休暇の取得が定められてはいるものの、会社によっては休暇の取得を言い出しにくい、頼めない……という場合もあります。社員が堂々と休暇を取得できる環境が望まれます。

労使コミュニケーション
問題点を気兼ねなく上司に相談でき、社員が発言できる職場は活気にもあふれています。また、組織内外に関わらず社内での繋がりが多いということは、社内に多くの相談相手を持っているということです。仕事でスランプに陥っても、意欲回復もしやすくなるでしょう。

経営方針の共有
経営層の内々で秘められることの多い経営方針ですが、社員一人ひとりと共有することはモチベーションに繋がるはずです。企業が向かう方向性を社員が納得できれば、目標達成意識を持ちながら働くことができるでしょう。会社と社員の関係は、従属ではなく帰属ということを経営陣・社員の双方で意識しておきたいものです。

企業が行うユニークな制度5選

育自分休暇制度
2005年に28%という過去最高の離職率を記録したサイボウズ株式会社。組織や評価制度を見直し、社内のコミュニケーションを活性化するための施策やワークライフバランスを配慮した制度を策定した結果、離職率は4%以下へと下げることに成功しました。同社が行った施策のなかでもユニークなのが育児休暇でならぬ「育自分休暇制度」です。

どんなに仕事が好きでも、楽しくても、長い人生を見つめたときに「今しかできないこと」「自分を成長させるなにか」をやってみたいと思う人は多いものです。「育自分休暇制度」は、そんな夢を叶えるために、一旦辞めても最長6年間は復帰が可能になる制度です。35歳以下で、転職や留学など、環境を変えて自分を成長させるために退職する人に「育自分パスポート」を発行しています。

プロポーズ休暇
人生の一大事であるプロポーズ。社員が彼氏や彼女にプロポーズをすると決めた日を申請すると、その日は会社公認で丸1日の休暇が取れるという「プロポーズ休暇」制度です。コンシェルジュによる結婚情報サービスを展開する株式会社パートナーエージェントならではの制度ともいえそうですが、大切な人を思いやる愛情の大切さを伝えることを社員自らが体験することを企業全体で応援しています。

恋人給付金
同じく株式会社パートナーエージェントでは「恋人給付金」制度があります。社内イントラの掲示板に恋人ができたことを顔写真つきで報告すると、お祝い金として会社から5,000円が支給されます。社員の幸せを社員全員で祝うことを目的としたユニークな制度です。

あした会議
自ら挑戦する機会、自ら学ぶ意欲を支援するサイバーエージェントでは、社員の成長をサポートするためのさまざまな制度を設けています。その一つに「あした会議」があります。あした会議とは、経営陣を中心としたチームで、同社の「あした(未来)」に繋がる新規事業案をトーナメント式で競う制度です。年に2度開催し、毎回複数の事業立ち上げが決定しています。

グループ総会
同じくサイバーエージェントでは、経営共有ともいえる「グループ総会」を行っています。サイバーエージェントグループの全社員が参加する社員総会で、半年に1度実施されています。このグループ総会では、経営方針プレゼンのほか、MVPなどの表彰式を行うことで活躍した社員を称えています。

社員満足度を高める制度設計を

転職が常態化し、人材確保が厳しくなっている昨今、社員満足度の向上は経営課題としてますます重要になってきています。社員が働きがいを感じ、意欲的に働くことが、ひいては企業の業績向上に繋がります。社員満足度を高めるための制度設計を目指してください。

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