【後編】「仕事で輝きたい」と願う女性を支える、会社の理想の姿とは?

企業同士のマッチングサービスを提供する“レディくる”によって、クライアントの立場を従来の“受ける営業”から“選ばせる営業”へと転換させた、フロンティア株式会社。同社の取引社数は1万社以上と成長著しい企業の一つで、事業拡大に伴い従業員の数も増えています。

後編では、7割が女性社員である同社の特長的な福利厚生や、今後、定着させたい制度などについて、“レディくる”事業部の山形さんに話を伺いました。

事業成長からわかる女性社員の働く姿

会社の従業員数は約40名。全体の7割が女性であり、レディくる事業部も同率で女性が多く占めています。さっそく、女性が活躍する社内の様子を聞いてみました。

「レディくる事業部は全27名で、1チーム4〜5名のチームで構成しています。女性同士ということもあってなのか、平日は食事や飲み会をしていれば合流しますし、休日も一緒に出かけることがあります。チームワークがあり、仲のいい会社だと思います。今度、四半期の達成率が一番高かったチームは、プレミアムフライデーに沖縄へ旅行ができることになっています」(山形さん)

結束力に加えて、成果主義が仕事への意欲へとつながっていると話す山形さん。

「弊社の一番の強みは、女性が即戦力になれるところです。営業未経験の人がほとんどですが、今年の新卒生でもさっそくテレアポをとったり、早いメンバーでは昨年の新卒生がマネージャーになっていたりします。昇格が年功序列ではなく成果主義のところが大きく、男女関係なく仕事には貪欲です」(山形さん)

事業拡大に伴い、採用を増やしている同社ですが、入社する女性にはいくつかの特徴があるといいます。

「採用の面接時に感じましたが、弊社に来る女性は、例えばネイル手当に惹かれたりするものの、根っこにあるのは、あくまでも仕事で輝きたいという気持ち。自分を磨きたくて成長したいと仕事に前向きな人が多いです。本気で売上をつくる気持ちを常に持っています」(山形さん)

大人気の福利厚生、ネイル手当とは?

同社には、女性の多くが憧れる福利厚生があります。特に好評を得ているのが、ネイル手当です。提携しているネイリストに、無料でネイルを施してもらえる手当です。

「弊社の代表は、既成概念にとらわれない自由な環境作りをしたいという思いがあり、ネイル手当もその一つとして制定されました。制定当時は、名刺交換のときにきれいに手先が見えるようにということで、フレンチネイルなどの清潔感のあるネイルにしていました。現在は、もう少しデザインにも幅が出ていて、本当に人気の制度です」(山形さん)

終業後、オフィス近くのネイルサロンへ行く社員が多いと話してくださった山形さん。ほかにも、女性が喜ぶ美容の手当が複数あります。

「ネイルのほかにも、美容院やまつ毛エクステ、脱毛なども手当に入れています。全額支給ではないですが、提携しているサロンなので割引価格で利用できます。ただ、ネイルは無料ということもあって、月末ですと予約の取り合いでなかなか行けないときもあります」(山形さん)

愛社精神を自然と築く、ブクロ手当とは?

ネイル手当同様に社員評価の高い福利厚生が、ブクロ手当。いわゆる住宅手当とも考えられますが、条件はオフィスと同じ“池袋”が住まいであることです。

「ブクロ手当ができてから、池袋に引っ越して来ているメンバーが相当数います。特に、新卒の社員はほとんどが池袋に住んでいます。入社間もない社員には家計の助けになりますし、近くに仲間が住んでいるのは心強いですよね」(山形さん)

会社や仲間との絆を深めるこの手当では、ほかにもメリットがあるといいます。

「通勤ラッシュは誰でも嫌ですよね。しかも、営業の際には電車に乗ることが非常に多いので、通勤時ぐらいは電車を使いたくないと感じる人が多くて。それから、もし残業で退社時間が遅くなっても、池袋ならご飯に行くお店も開いています。飲み会などでも、終電を気にすることはないですからね。

仲間意識というのは、仕事はもちろん福利厚生を通じて強くなるものだと思っています。代表も言っていることですが、ともに成長していく過程において、プライベートの時間も共有しコミュニケーションを取るのは、とても大切なことです」(山形さん)

女性が働きやすい会社を目指して

仲間を大切にし、メンバーが喜ぶ福利厚生を生み出すことで、強い組織を築いてきた同社。女性が活躍できる企業として、女性専用の採用サイトからの取材や、さまざまな採用関連記事に掲載されるなどインタビューも増えてきました。しかし一方では、福利厚生の改善が必要だという考えが社内にはあります。

「間もなく産休に入るメンバーがいるのですが、実は、会社としても初めての経験なのです。カムバック制度という復帰された方への手当を用意していますが、今後、新たな課題はどんどん出てくると思っています。そういった意味でも、会社の理念や福利厚生について話し合うことが多くなっています。

現在でも時短勤務を使って子育て中のママが活躍しています。お子さんが熱を出したときなどは、すぐに対応してもらえるような社内環境づくりを心がけています。ただ、ここで働いている従業員は自分の身体を考慮した休暇をうまく使えていないと感じています。ついつい、がんばってしまうので。体調面を考慮し、気軽に休暇が取り入れられる勤務体制から導入できればと思います」(山形さん)

最後に、山形さん自身の目標と合わせて、女性をサポートする福利厚生についての考えを伺いました。

「女性が働く上で求めているものは、残業が少なくなったり、福利厚生が整っていたり、清潔なオフィスだったりしますよね。上場の話も出ていますが、会社が大きくなることはそういう働きやすい環境を整える要素も含まれると感じます。

私自身、結婚・出産をしてもこの会社に戻ってきたいという想いがあります。後輩たちが自分の将来を設計できる、ロールモデルになることができればと。子どもがいても働ける場所というのを提供していくのは、今後の具体的な課題になるかと感じています。事業だけじゃないところで、チームメンバーや男性社員とともに、いろいろなことを考え、意見を出すことで、女性がより働きやすい会社にしていければと考えています」(山形さん)

女性の活躍の裏には、周りの協力や理解、そして充実した福利厚生が欠かせないと山形さんから教えていただきました。今後、福利厚生を通じてフロンティア株式会社の成長と充実した社内環境が、世の中の働く女性のモデルとなり、たくさんの女性の背中を押し続けていくのではないでしょうか。

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