【前編】女性が7割!フロンティア株式会社が切り拓く「女性のための福利厚生」

女性スタッフによる企業間のマッチングサービス“レディくる”で、これまでとは異なるスタイルの営業方法を生み出したフロンティア株式会社。1万社以上のネットワークを保持することで、最適なマッチングを提供しています。

会社のことや “レディくる”について、同社執行役員の山形さんに伺ったお話を、前後編に分けてお送りします。前編では、新しいサービスを生み出すための同社のノウハウや、働く社員を支える福利厚生についてピックアップしました。

女性の特性を生かしたマッチングサービス“レディくる”

フロンティア株式会社が“レディくる”というマッチングサービスを起ち上げたのは、会社設立から2年後の2011年です。 “レディくる”は、広告・システム・人事・PR・経営者向けのコンサルサービス……など、お客さまが求めるサービスを提供できる企業を紹介するというものです。

「“レディくる”は、複数のマッチング企業をリサーチして紹介する、社外秘書のイメージです。弊社では、会社設立当初から、企業と企業のマッチングサービスを提供しており、6年前に立ち上げた “レディくる”は、現在では会社の中核を担うサービスにまで成長しています」(山形さん)

“レディくる”を運営するフロンティア株式会社の男女比は、3:7と女性の多さが目立ちます。山形さんは同事業について、女性の特徴と交えて次のように説明します。

「私たちが理想としているのは、マッチング企業をお客さまへ押し売りするのではなく、お客さまに選んでもらうことです。女性は細かな配慮と小さなニュアンスを含め、本当に欲しいものを引き出すことが上手なので、サービスとの相性はいいと思います。特に、要望をお持ちのお客さまへのヒアリングは、女性のほうが得意なのではないでしょうか」(山形さん)

女性の長所を生かした“レディくる”は、大手製薬会社や食品メーカー、出版社、教育施設、ホテル業界、不動産業界など、多種多様な業態の企業とお付き合いがあります。そのため、働いているスタッフにとっては、豊富な知識とノウハウが身に付く環境となっています。

「私が入社したのは“レディくる”事業がつくられたばかりの頃で、営業職も未経験でした。現在、“レディくる”で活躍している社員も、ほとんどが未経験からのスタートでしたが、異業種交流会やたくさんのお客さまと接することで、新しい情報や知識を得ていきます。こうした積み重ねが、企業さま同士を引き合わせる基盤をつくっていきました」(山形さん)

会社を支える女性のために考えられた福利厚生とは?

全社員の7割が女性というフロンティア株式会社。福利厚生の内容には、女性が多い会社ならではの特徴的なものがあります。

「弊社の福利厚生には、社会保険制度各種、交通費支給、特別休暇などの一般的な制度のほかに、ネイル手当、ブクロ手当、コミュニケーション手当、部活動や社員旅行、友達紹介制度、カムバック制度、社内表彰制度など、女性にとってうれしい制度を多く取り揃えています。

これらの福利厚生が生まれるには、いろいろな理由がありました。

ネイル手当は、名刺交換のときにきれいに爪が見えるようにと始まりました。今では自分磨きの人気の制度ですが、見た目や印象など、お客さまへの配慮を考えたものです。

また、ブクロ手当や友達紹介制度は、会社を好きになってもらいたいという思いがあります。オフィスのある池袋に住居を構えれば月2万円の補助が出るブクロ手当は、入社して間もない社員にはとても好評です。それから、友達紹介制度では、実際に先輩社員の話を聞いて入社してきましたという新卒生もいました

コミュニケーション手当としては、男性の方々でジムに行って一緒に汗を流したり、部活動のラリー部で仲を深めたりしています。ラリー部は、希望者が週末土曜日に集まって山の手線スタンプラリーを楽しむほか、隣の駅まで歩くウォークラリーなどをしています。本当に仲がいいですよね」(山形さん)

新事業開発者には大きなインセンティブを

同社の福利厚生のなかには、社内表彰制度という個々の実積・成績と照らし合わせたインセンティブを設けた制度があり、それが社員のモチベーションに大きく影響しているそうです。

「新事業開発者・チームには、“ほしがりません勝つまでは制度”という、支給額を明確にして挑んでもらうインセンティブの制度があります。意欲のある若手が多い弊社では、とても励みになっています」(山形さん)

現在、数ヵ月に1度、“フロンティア・ビジネス・コンペティション”という新事業コンペを社内で開催している、と教えてくださった山形さん。すでに始動している事業もあります。

「先日、女性採用を強化する動画採用メディア“L-Channel”をリリースしました。動画で採用企業のイメージが湧きやすいようにし、SNSで関連情報をシェアできるツールを盛り込んだ独自の新しい採用サービスです。このサービスが生まれたのは、若い女性の従業員の力。チームで助け合いながら本コンペで事業実現までこぎ着けられたことは、大きな成果と人材育成につながっていると思います。」(山形さん)

誰もが平等に有効にと願う福利厚生

新事業の起ち上げからもわかるように、若い力が原動力となり、自発的に考え出そうとするパワーは、社員をしっかりと受け止める福利厚生があってこそ。山形さんが考える福利厚生と会社との関係性について伺いました。

「新事業に限らず、事業を維持していく上で必要なことは、モチベーションをどう保つかです。社員のなかには仕事をバリバリしてお金を稼ぎ、プライベートを充実させたいという人が多いです。新しい企画を持ち込みたいと、新卒をはじめとする若いパワーからもその意欲の大切さは常に感じています。その力を存分に発揮できるように、会社の基盤や制度をしっかりとつくっていきます。

また、売上だけではなく、チームを引っ張る力なども評価をしています。例えば、新卒のとりまとめをしているメンバーであれば、人を教育する力や売上に向き合わせる力を持っている……など。実際にこのメンバーは、社長賞をもらいました」(山形さん)

最後に、社員にとってよりよい福利厚生を実現させるためには、売り上げをつくり企業をこれまで以上に成長させることが大切だと教えてくれた山形さん。次回は、働く女性と福利厚生の在り方に焦点を当て、同社の今後の展望についてもお伝えします。

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