2022年9月30日に行われた世界バレーで、日本がブラジルを40年ぶりに破り、2次ラウンド進出を決めました。
チームの得点王として、大活躍する井上愛里沙選手について記事をまとめていきます。
井上愛里沙選手のバレー経歴まとめ
井上愛里沙選手はどんなバレーボール人生を送ってきたのでしょうか。
井上愛里沙選手は中学校の時にバレー留学していた!
京都出身の井上愛里沙選手は、小学校のときに、すでに身長170cmあった井上愛里沙は友達に誘われ、バレボールを始めることになりました。
中学校は、地元を離れ、岡山県のバレーボールの名門校にバレー留学していたことがわかりました。

2 岡山 背番号2 井上愛里沙 2学年 就実中学校 178cm
高校も全国的に有名な強豪校に進学するのかと思いきや、井上愛里沙選手は、バレーボールの強豪校への進学をしていなかったのです。

バレーボールを初めて間もない頃から注目を集め、京都から岡山・就実中へ入学した。
楽しむよりも勝つことを求められる、寮生活でバレー漬けの日々。もうバレーだけが中心になるのは嫌」と高校は地元に戻り、西舞鶴高校へ進学した。
井上愛里沙選手は西舞鶴高等学校へ進学していた
もうバレーだけが中心になるのは嫌!と高校は地元に戻った井上愛里沙選手でした。
西舞鶴高等学校はバレーボールの強豪校ではありませんでしたが、井上愛里沙選手が高校3年生のときに、京都高校総体で第4位に入賞していました。
バレーボールはチームワークが必須のスポーツです。井上愛里沙選手だけが秀でてすばらしい選手だったとしても、県大会4位まで上り詰めるには、練習の他にチームメンバーの精神性の向上も必要になったことでしょう。
3年生のとき、主将を務めていた井上愛里沙選手は、就実中学校での辛いバレー漬けだった経験が生かされることになったのかもしれません。
そして、県大会4位となった井上愛里沙選手は、高校生でU20の日本代表に選ばれたのです。
県大会第4位の無名の高校から日本代表が選出されたということは素晴らしいことです。井上愛里沙選手の実力の凄さが伝わります。
チームで戦う楽しさを知ったU20世界選手権・高校生代表時代
井上亜里沙選手の技術力、チームをまとめて好成績を導く統率力は生まれもった才能なのかもしれません。全日本もこの素晴らしい逸材を眠らせるわけにいきません。
井上亜里沙選手が高校3年生の時に、日本代表に選ばれるのですが、本人は心ここにあらず状態だったといいます。
しかし、この日本代表を経験し、チームで戦う楽しさを味わい、井上亜里沙選手にとって転機となったようです。
チームで戦う楽しさを教えてくれたのは、井上亜里沙選手の2つ先輩の本間真樹子選手でした。
本間真樹子選手は、井上亜里沙選手よりも試合に出る機会も限られていましたが、卑下することも、不満を抱くわけでもなく、彼女は「試合に出ていない自分もチームのために働く」とばかりに、アナリストが収集するデータを見やすく形に示すなど、誰に指示されるわけでもなく自ら裏方に回った。
選手として大会に参加しているにも関わらず、時に睡眠時間も削ってチームのためにと働く本間に「選手なのにそこまですることない」と、2つ上の先輩にも臆さず言うのが井上だった。
そのたび「生意気だなぁ」と笑いながら「私がやりたいんだからやっているだけ」と言い、練習も裏方での仕事も手を抜かず、ベンチでも誰より声を出し、コートに立つ選手の背をそっと押す。
フォアザチームを貫く本間の存在は井上にとっても大きな支えとなり、中国に敗れるも準優勝の銀メダルを獲得した最終日の夜、少し照れくさそうに井上が本間に言った。
「マキコさん、ありがとうございました。やっぱ、マキコさんすごいです。おかげで最後まで楽しかったです」
yahooニュース引用元
井上亜里沙選手のバレー経歴年表
2009年 | 全国都道府県対抗中学バレーボール大会 オリンピック有望選手受賞 |
2013年 | 京都高校総体 第4位 (西舞鶴高校) |
2013年 | U20世界選手権 日本代表選出 (唯一の高校生) |
2015年 | 東京オリンピック強化指定選手に選抜される。 |
2017年 | 大学では、東日本インカレで優勝に貢献し最優秀選手賞を受賞。 全日本インカレでも準優 勝に貢献し、敢闘選手賞を受賞。 両方でベストスコアラー賞に輝いた |
2018年 | 久光製薬スプリングス(現・久光スプリングス)正式入団 |
2019年 | 三大会連続出場となるでは第30回ユニバーシアード競技大会主将に選出され、銅メダルを獲得。 |
2021年 | 令和3年度皇后杯全日本バレーボール選手権大会で優勝 MVP受賞 |
2022年 | Vリーグ女子1リーグにおいて、チームの逆転優勝に貢献 最高殊勲選手賞(MVP)、ベスト6に輝き、日本記録賞得点王(最多得点:584得点)も受賞 シーズン終了後、引退の意志があったが、日本代表の眞鍋政義監督から「パリ五輪を目指して欲しい」などとラブコールが送られ、それが現役続行の決断につながったという。 |
2022年 | フランスリーグのサン=ラファエルへ移籍。 |
井上愛里沙選手のプロフィール

氏名 | 井上愛里沙 |
生年月日 | 1995年5月9日 |
出身地 | 京都府舞鶴市 |
身長 | 178cm |
出身大学 | 筑波大学 |
所属クラブ | フランス サン=ラファエル |
背番号 | 10 |