知らなきゃ損する!社員寮の隠れたメリット

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(写真=PIXTA)

秋らしさが徐々に増す10月、多くの企業が内定式を実施し、来春の入社を控える若者達が街にあふれることでしょう。就職を機に地元を離れる人も少なくなく、彼らにとっては住居の有無は重要なチェックポイントとなります。学生たちの企業選択にも影響を与えるであろう、社員寮の特徴や種類、魅力について簡単に解説していきます。

そもそも社員寮とはどういうもの?

企業が福利厚生の一環として提供する住宅のうち、一定年齢以下の独身者向けの集合住宅を「独身寮」、単身赴任者向けを「単身赴任寮」と呼びます。家族向けの「社宅」を含めて、「社員寮」あるいは「社宅」と総称するなど、明確な区別は特にありません。

意外に多い社員寮のメリット

社員にとって、社員寮最大の魅力は家賃の安さでしょう。会社が経費として社宅費用をある程度負担するため、周辺の相場に比べて安い家賃で住居を確保できます。一般賃貸住宅で必要な、敷金・礼金・仲介手数料などが不要であることも嬉しい特典です。

企業によっては食堂が併設しており、独身者や単身赴任者向けに食事を格安で提供している場合もあります。水道光熱費は会社が負担し、家具・家電付きの部屋なども多く、中には娯楽室やスポーツジム、サウナ・スパなどの共有施設が充実しているところもあります。生活費が余りかからない配慮がされているのは、社員にとって大きなメリットとなります。

社員寮では会社の仲間ができやすい、というメリットもあります。住民は、世代も近い会社の先輩や同期、後輩です。寝食を共にすることで仲間意識も生じやすく、会社では聞きづらいことや、業務上の悩みも相談し合える相手になることでしょう。

社員だけでなく、会社にとってもさまざまなメリットがあります。社員のモチベーション向上、団結心やロイヤリティが生まれやすい、生活状況や健康状態を管理しやすい、という社員に目を向けたメリットがあります。次に、社員寮の充実をアピールできる、費用を福利厚生費用として計上しての節税効果、土地や施設を資産にできる、など会社の経営・人事広報面でのメリットもあるのです。

見逃したくない注意点、社員寮のデメリットとは?

社員にとって一番のデメリットは、選択の自由がないことです。古い、狭い、トイレや風呂が共同、などの不満があっても、他の施設を選ぶわけにはいきません。プライベートと仕事を切り分けたいという人にとっては、息苦しく感じるなど重圧になりかねません。

社員寮ならではの規則や行事に縛られる、ということをデメリットと感じる人も少なくないでしょう。門限や当番制での掃除、休日の行事など、共同生活を営むうえで規則があるのは当然ですが、家に帰っても解放感が得られないようであれば問題です。

企業にとってのデメリットもあります。最たるものは、維持費や固定資産税、老朽化した際の改修費や修繕費などの経費です。施設が老朽化し稼働率が落ちれば、資産価値も減損評価しなければなりません。そのため、不況下では重たい資産である社員寮を売却して、経費計上のみとなる借り上げ社宅に変更する企業も多いのです。

社員寮に住むうえで気をつけたいこと 最低限のマナーを厳守

共同生活をする人々の立場に立って、思いやりを持った行動を心がけるということが、社員寮で生活するうえで最も気をつけるべきことでしょう。挨拶をしっかりする、共有スペースがある場合は他の利用者が不快にならない使い方を心がける、深夜に騒がない、他人のプライベートに配慮する、謝るべきことはきちんと謝る、などがあります。言葉にすると小学生へのスローガンのようなことばかりですが、しっかりわきまえて生活することが重要です。

メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、会社・社員にとって最良の運営を目指していきましょう。

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