あなたはどっちが好き?社宅と寮の違い

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(写真=PIXTA)

求人広告で「寮あり」を掲げている企業は多いようです。たしかに「きれいな寮完備」とあれば、求人に応募する動機の一つになるかもしれません。従業員側にとっても、寮=家賃を抑えられるというイメージでしょう。「社宅」はときおり「寮」と同義で使われますが、これらの違いは一体何でしょうか。

社宅と寮の違いとは 居住世帯が単身か家族か

社宅と寮どちらも、企業が従業員に対して安く貸し出す住宅全般を指します。会社によっては「社宅」や「社員寮」をひとまとめにして「社宅」と呼ぶところもあります。

会社によって表現は違っているようですが、一般的に社宅とは配偶者や子供がいるファミリー向けの物件、社員寮は単身者向けの物件という認識があるようです。

社員寮は単なる単身者アパートを指すこともあれば、福利厚生がしっかりしていて、食事が提供されるものもあります。ほかにもシェアハウスのように個室があり、キッチンやお風呂を共同で利用するもの、個室がなく相部屋のものなどさまざまです。このような共同生活を想定していないと戸惑うことになるので、事前の確認が必要でしょう。

社宅で需要があるのはどちらか

高度経済成長期、社宅や寮は福利厚生の中心でした。企業側は労働力を確保するため、地方から都市部に人材を移動させる必要があったのです。そのうえ、社宅を資産として計上し、経費も処理することができました。社員としても安い家賃で住めることは、働きやすさや働きがいにつながっていたのです。

しかし、最近の社宅は転勤者を中心としていて、福利厚生の一部というよりは、必要な人にだけ提供するというイメージが定着しています。ファミリー用の社宅というよりは、単身者向けの社宅が中心となっているようです。

以前は、同じ企業の社員がともに住む団地のような社宅が多くありました。しかし、時代とともに社員の中にも会社とプライベートを分けたいという傾向が強くなっているようです。また、画一的な間取りよりも、自分の個性や安らぎを大切にしたいという人が増えたため、最近は借り上げたものを社宅として提供する企業が多くみられます。

社宅代行サービスを利用する

最近にわかに注目されているのが社宅代行サービスです。これは、社宅の契約、解約、入退去管理を中心に、住宅関連業務を代行するサービスです。

社有社宅と違い、借り上げ社宅は物件の管理が複雑で時間がかかるものです。なぜなら、借り上げ社宅の場合は家主が個人であることが多く、一件ごとの契約が必要になるからです。煩雑な手続きだけではなく、不動産賃貸業の専門的な知識も必要です。

人事部がこれらの業務をすべて行うとなると、人手が必要です。少人数でまかなおうとすれば無理が生じます。

たとえば、100軒の借り上げ社宅を管理しており、それぞれが個人家主だった場合、100軒に連絡をとる必要があります。しかし、社宅代行サービスを利用したら、社宅代行サービスへの連絡だけで良いのです。それだけではありません。企業に専門の人材を確保する必要もなく、移動が集中する時期に契約や解約の手続きに追われることもないのです。

従業員の住宅確保は大切ですが、人事部の主な仕事はこれだけではありません。多くの重要な仕事に支障をきたさないためにも、代行サービスは有効と言えるでしょう。

会社にとってのメリットが、改めて見直されつつある社宅制度。もし既存施設の老朽化や社員の声の高まりなど、見直すきっかけがあるのならば再考を選択肢にいれてもいいのではないでしょうか。

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